現代の懐石道具 【鎌田克慈展】

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驚くほどに薄い素地に、優美な曲線。軽やかでモダンな造形は薄手の漆器に特に感じる緊張感よりも、伸びやかさや柔らかさを強く感じさせます。

昨日から始まりました『鎌田克慈展』。漆芸の中でも「乾漆」という技法で日常からハレの場まで様々な器を主に制作の主軸にされている鎌田先生。乾漆ならではの曲線的な造形を生かした「uneri」のシリーズ、そしてプロの料理人の方々に是非ご覧戴きたい煮物椀、小吸物椀の現代的でありながらも実用性を持った姿、日常の生活でも使って戴きたいお盆や食器など幅広い作品をご紹介しております。

鎌田先生も明日22日まで在廊予定ですので、是非足をお運び下さいませ。


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80-1 輪花煮物椀



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78-1 蓋付端反輪花椀

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72-a.jpg72. 端反平椀(黒)

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_DSC8157.jpg61. 蓋付椀 小 (溜塗)



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81 蓋付輪花小吸物椀(左:赤 右:溜塗)



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1029 布目胴張盆 尺一(石目塗)

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1072. 八角折敷(赤)



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uneri58. 皿(赤)

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uneri78 四弁輪花皿 6.5寸(上:溜塗 下:石目塗黒)

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1061 布目長方皿(上:黒 下:溜塗)



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左から)73.蓋付KORO(石目塗黒)  76-1. 蓋付筒椀(石目塗黒)


本年1月1日16時10分、元旦の夕方に能登半島地震が発生しました。数年前から能登地方では地震が続いており、心配していたものの、これ程大きな地震が起きた事には大変驚きました。
珠洲焼や輪島塗など伝統的工芸も盛んな土地で、作家だけでなく職人や関係する産業などその被害は甚大なものです。
輪島で制作をしている鎌田先生もご家族や家、工房などは無事だったものの、水道が復旧するのに3か月もかかったという程の状況だったそうです。中々思うように作品制作も進まなかったと伺っていますが、今回個展開催できたことを私共も本当に嬉しく感じております。

そんな個展開催二日目に能登では線状降水帯による非常に激しい雨。恐ろしいほどの泥水が街中を覆う映像を目にし、言葉にもなりません。
ニュースではようやく片付いた家がまた元に戻ってしまったという方のインタビューが…。被災された方々へお見舞いを申し上げると共に、心休まる日が一日も早く訪れることを切に祈っております。


【鎌田克慈展】
Exhibition of KAMATA Katsuji
2024年9月20日(金) ~ 9月24日(火)

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1042. 匙


(巻)

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