今後の展示予定と、魯山人作品より生動感あふれる作品
12月も間近になってまいりました。しぶや黒田陶苑のあるビルの前にもクリスマスツリーが飾られたり、毎年恒例のお歳暮や年末のお餅つきのことを話し合ってみたりと、心はすでに年の瀬に向かっています。
温かい鍋料理と熱燗をお気に入りのうつわで、家族や友人とともに寒さを愉しみながら過ごせたら幸せです。
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しぶや黒田陶苑 今後の展示予定
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【田中佐次郎作陶展】2024年12月13日(金) ~ 12月17日(火)
【ひとりたのしむ 昭和巨匠陶藝逸品展】2024年12月20日(金) ~ 2024年12月28日(土)
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菊池克展、太田修嗣展は、先ほど展示会ページが公開されました。リンクをクリックしていただけましたら直接展示会ページをご覧いただけます。こちらは郵送にてお届けしておりますDM(または図録)と同じ内容のものでございます。掲載の作品のみ、展示会前よりご予約いただけますので、気になる作品がありましたらどうぞお問い合わせくださいませ。
しぶや黒田陶苑
電話 :03-3499-3225
E-mail :info@kurodatoen.co.jp
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さて今週も京橋では魯山人常展設展示を行っております。
軸:清風拂明月明月拂清風(陶々菴箱)
花入:信楽灰被花入(共箱)
花:ざくろ
先週までとは異なる信楽灰被花入です。
こちらの作品、窯内において、どんな荒波を受け止めたのだろうと思わせるほどの豊かな窯変。高さは約20cmと思えないほどの力強い作品です。
底面には大きく、肩口には小さな「ロ」の刻銘。そして胴の下部にも「ロ」。
見れば見るほどに味わいのある壷ですが、この描銘からは、どんなことでも見逃すものではないぞ、と言われているような気もします。
魯山人先生の書はなんといっても、書の表現様式の多様さと、生き生きとした情感あふれる個性的な字です。
若い頃、特定の師を持たなかった魯山人先生は、古法帖や先人の墨蹟から直接学び、深く研究していった結果、「習字の要訣は何れにしても、一つの手本になづむよりは、種々異なった手本にて學ぶことを得策とするのである」との考えを述べるに至ります。
よく学んで熟練した書、そして初心にかえったような生書。
それぞれ、味のある書をお楽しみいただけましたら幸いです。
どうぞ、間近でご覧いただけましたら幸いに存じます。
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