秋への準備~極上の湯盌展 作品紹介
二十四節気上で今時期は「白露」。本来であれば夜の間に大気が冷え、早朝、野花に露が宿りはじめるような頃合いですが、まだまだ厳しい残暑が続きます。
「白露」とまでは言えないものの、朝晩はほんの少し涼しさを感じられるようになり、鈍行ながらも秋に向かっていくところなのかもしれません。
「白露」とまでは言えないものの、朝晩はほんの少し涼しさを感じられるようになり、鈍行ながらも秋に向かっていくところなのかもしれません。
さて、今年の双頭の酒器展も終わり、恒例の【極上の湯盌展】が始まります。
これから少しずつ涼しくなっていくこの季節、ほっとする時間を過ごすお共にお気に入りの作品をお選びいただけますと幸いです。
一部の作品とはなってしまいますが、作品をご紹介いたします。
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菊地克
左) 10.絵粉引牛涎文湯呑
右) 2.黒牛涎文湯呑
左) 10.絵粉引牛涎文湯呑
右) 2.黒牛涎文湯呑
克先生の作品でも印象的なモチーフである牛涎文。
今回は黒、刻花、絵粉引の3種類の牛涎文の作品をご出品いただきました。
今回は黒、刻花、絵粉引の3種類の牛涎文の作品をご出品いただきました。
粉引は白化粧が全体に施されつつ、ざっくりとした風合いが温かい雰囲気を持たせています。粉引の上には鉄絵での牛涎文。
黒いお湯呑はよく見ると細かく削った跡とそこに白泥を施したようです。
文様自体も白が重なる部分は輪郭があるように削り残され、おおらかで、立体感のある牛涎文に仕上がっています。
文様自体も白が重なる部分は輪郭があるように削り残され、おおらかで、立体感のある牛涎文に仕上がっています。
正木春蔵
左) 2-1.色絵桜文端反筒
右) 1-1.色絵牡丹文端反筒
やや小ぶりのサイズ感に端反の形状も可愛らしいお湯呑です。
それぞれ一目見て赤い花の文様が映えることはもちろん、正面裏の余白感もまた美しいもの。牡丹文には蝶も飛んでいます。
鈴木都
3.黒鐡志野湯呑
3.黒鐡志野湯呑
今年の個展でもお求めの方が多かった黒鐡志野ですが、今回の湯盌展でも何点かご出品いただきました。
上記の黒鐡志野はご出品いただいた中でも特に黒が強い作品。
正面の灰色がかった白はお湯呑に降りかかる灰の流れが見えてくるよう。
他にも赤銅志野、白銀志野など、黒鐡志野同様に薪窯の灰によって生まれた特有の輝きを放つお湯呑をお作りいただいております。
鈴木都
8.瀬戸黒湯吞
段々とした轆轤目の残るお湯呑は包む手もしっくりと馴染みます。
引き出された急冷された黒の中には一部、他よりも表面温度が下がっていったのか見込を含めて鉄褐色に変化したところが見られます。
丸田宗彦
左) 15.粉引唐津湯呑
右) 14.皮鯨湯呑
粉引唐津湯吞は大きく素地が残され、人物が描かれることで天と地を分けるように、或いは霧の中を歩みを進める人のように見えてきます。
見込の底にも描かれる飛脚には、お湯呑の中身を飲み進める最後の方に目が合って温かな気持ちになりそうです。
見込の底にも描かれる飛脚には、お湯呑の中身を飲み進める最後の方に目が合って温かな気持ちになりそうです。
皮鯨は見込みから口縁の外側にかけて大きく縁どられています。
また正面裏はカセた質感が雰囲気を変えてくれます。
また正面裏はカセた質感が雰囲気を変えてくれます。
丸田宗一廊
左) 5.染つけ湯呑
右) 7.染つけ湯呑
左) 5.染つけ湯呑
右) 7.染つけ湯呑
写真では分かりにくいですが、それぞれ中心に縦線の器の出っ張りが見られます。これは宗一廊先生の酒器でも見られるように型を使ってお作りになるもの。
見込側の口縁にアクセントがあったり、連続した婦人図のお湯呑の高台には後ろ姿のご婦人がいたりと、細部まで楽しませてくれます。
高さは様々な円筒状のお湯呑を何点かお作りくださっているので、高さを変えて誰かと一緒にお使いになるのも素敵かもしれません。
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ここからは会場の様子をご紹介いたします。
金重愫
金重巌
高力芳照
前田正博
丸田雄
隠﨑隆一
三浦小平二・清水卯一
松井康成
濱田庄司・島岡達三
現代作家の先生方にはたくさんの新作をご用意いただき、また巨匠作家の先生方も取り揃えておりますので、
皆様ぜひ足をお運びいただけますと幸いです。
(梨)
※金重有邦、島村光先生のご出品は都合によりなくなりました。何卒ご了承くださいませ。
※内田鋼一先生、新里明士先生、升たか先生は初日のみお一人様各一点までとなります。
また升たか先生の作品は配送状況により到着が遅れる可能性がございます。
※見附正康先生は抽選になります。
詳しくはHPのお知らせよりご確認くださいませ。
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【極上の湯盌展】
Exhibition of Choice Tea Cups
2025年9月12日(金) ~ 9月16日(火)
September 12 to September 16, 2025
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しぶや黒田陶苑の「公式LINE」が出来ました。
当苑では、渋谷・京橋の店舗にて、年間約40回の陶・漆・金工・硝子・書画など様々な展示会を企画開催しております。
今後の展示会の案内をお客様一律に発信する為、是非ご登録くださいませ。
展示会に関するお知らせや、YouTubeの配信のお知らせをさせて戴きます。
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