魯卿あん便り~入梅~

東京でも梅雨を体感するような今日この頃ですが、皆様のいかがお過ごしでしょうか。じめじめするのは嫌ですが、本格的な暑さの前の小休止としてゆっくり室内で過ごすのもいいですね。

さて、本日は魯卿あんの展示品をご紹介致します。
現在魯卿あんでは北大路魯山人先生の作品を中心に古美術品を交えて展示しております。
魯山人先生の志野ぐい吞は3点並び、それぞれ異なる個性を持っていますので是非見比べてみて下さい。

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27. ねずみ志埜さけのみ 陶々菴箱
寸胴でころっとした小さなぐい吞。正面に模様が描かれ、背面には厚く掛かった釉が白く靄の様に広がっている。全体に釉掛けすることの多い先生の志野だが、こちらの作品は見込み掛け残しがあり素地がのぞいている。底は平らで轆轤から切り取る際に糸を引いた跡が残っている。

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28. 紅志野ぐいのみ 陶々菴箱 
胴の半ばでくびれた形をしたぐい吞。サイズは小さく指先でつまむことを考えて作られたのだろう。強く焼けており赤銅色の上に溶け残った雪の様に白が浮かぶ。見込みにも檜垣文が施されており、酒を注いだ際には水面に揺らめくのだろう。

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26. 赤志野桧垣文ぐいのみ 陶々菴箱
3点の中でも一番大きなぐい吞。胴には細かく轆轤目が残りその段差に溜まった釉が白く残っている。見込みの釉はとろりと溶けて穏やかな景色を生んでいる。低めの高台があり安定感のある作品。

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花:雁皮仙翁・鳥足升麻
山口長男 「生」
鶏龍山徳利(15‐16世紀 李氏朝鮮王朝)


魯山人先生のぐい吞はいかがでしたか。生涯において数万~数十万の作品を残したと言われる先生ですが、その一つ一つに拘りを持って制作されています。直接お手に取って違いを感じて戴けましたら幸いでございます。


しぶや黒田陶苑  〈http://www.kurodatoen.co.jp/
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